運動中の女性

脇汗対策しっかり対策しているはずなのに臭うのは、思わぬ原因があるのかも。
日常生活に隠れた臭いの原因を、1つずつ解説していきます。
臭わないための予防と消臭方法をご紹介。

良い汗は本来臭わないもの

同じ汗なのに、臭う時と臭わない時がありますよね。
汗をかいたばかりの時はさらっとしてて無臭なのに、時間が経つとベタついたり臭うのにはちゃんと理由があるんです。

さらっとして無臭の汗は、体にとって良い汗。
汗が体から蒸発する時に熱も奪って体温を下げるので、お風呂上りなどに実感できるはずです。
水っぽくてすぐに乾くのが特徴です。

ベタついて臭い汗は、体にとっては良くない汗。
ミネラルが汗として多く含まれているので、皮膚表面の菌のエサとなって臭くなってしまいます。
体の表面にとどまって蒸発しにくいので、余計ベタつきを感じます。

汗が臭うのは〇〇のせい?

汗を大量にかいても、時間が経っても汗臭い人と臭くない人の違いは何でしょう。
体質はもちろん大きく関係していますが、それ以外にも臭くなる要因がいくつかあります。

汗が臭くなりにくい要因のヒントは、生活習慣にあります。
1つずつみていきましょう。

汗をかかない生活

デスクワーク

夏場でもクーラーの効いた室内で長時間過ごしていると、汗をかく機会がなくなります。
毛穴の中にある汗を出す汗腺は、使わなければ機能が衰えてしまいます。
汗を出す量や成分を調整する機会がほぼないため、久々に汗をかくと上手く機能しないのです。

運動不足のせい

汗をかかない生活同様と理由はほぼ同じです。
運動は頭のてっぺんから足の先まで、全身の毛穴から汗を出すいい機会になります。
運動不足になると、特定の場所からの汗が吹き出してしまい、他の部位が機能する機会を奪っているのです。

食生活が偏っている

食事は体の細胞や血肉を作るものです。
栄養が偏っているとその栄養ばかりが突出してしまいます。
高たんぱくや高脂質な食事中心だと、体の臭いもきつくなりやすいのです。

    高たんぱくな食材例
  • 牛肉類
  • 加工肉
  • 魚介類
  • 大豆
  • 乳製品
  • 卵類
    高脂質な食材例
  • 牛肉類
  • 加工肉
  • 豚バラ
  • 卵類
  • 生クリーム
  • お菓子
  • 油分(バター・マヨネーズ・マーガリン等)
  • チーズ
  • ミルク入りコーヒー

普段から汗が臭う人は、高たんぱくで高脂質な食事に心当たりはありませんか?

どちらも必要な栄養素なので、抑えろとは言いませんが野菜を優先的に取った方が健康的にもなります。
3食のうち、1食か2食は野菜中心の食事にしてみましょう。

お風呂の入り方に問題あり

長風呂

健康的な生活なのに汗が臭うなら、お風呂の入り方を見直してみましょう。
汗臭くなる入浴法のNG例をご紹介します。

    入浴時のNG例
  • 熱いお湯で長時間入る
    ┗本来お湯だけでも体の汚れは落ちます。長時間入ってしまうと、体に必要な皮脂を流してしまいます。
  • 皮脂を根こそぎ洗い流す
    ┗さっぱりして気持ち良いのですが、皮脂が足りないと余分に多く出てしまうのである程度は残しましょう。
  • 念入りに洗う
    ┗汚れを落としすぎると、体の表面にいる良い菌も落としてしまうのでほどほどに。臭いの気になる部分だけ泡で洗いましょう。
  • 界面活性剤のボディーソープ
    ┗体を念入りに洗うのと同じ理由です。
  • 洗剤を直接体につけて洗う
    ┗念入りに洗うのと同じ理由です。泡立ててから洗いましょう。
  • 入浴用のタオルで洗う
    ┗念入りに洗うのと同じ理由です。手で撫でるように洗いましょう。
  • 乾いたタオルでゴシゴシ拭き取る
    ┗摩擦で皮膚を傷めます。軽く押し付けるように拭き取りましょう。

ムダ毛を処理していない

臭いを強く感じる頭皮、脇、胸元、陰部などは毛で覆われているので普段から露出することがありません。
汗をかくと蒸れて湿気もこもりやすく、蒸発もしにくいので時間が経つと雑菌が湧きやすく臭くなりやすいのです。
脇や胸元など、特にこだわりがなければ除毛や脱毛など処理した方が清潔に保てます。

デオドラントの誤った使い方のせい

デオドラントをつけるのはお風呂上りなど、皮膚がキレイな状態が最適です。
汗が臭ったらデオドラントシートで清潔にして、改めてつけるのもご存知ですよね。

気を付けてほしいのは、入浴時です。
スプレーやスティックタイプなど、しっかり皮膚に吸着するタイプは洗い流しが不十分なことがあります。

タオルなどを使っていると気づきにくいので、手に泡をつけてから洗い残しがないか確認しましょう。
皮膚に引っ掛かりを覚えるようなら、丁寧に撫で洗いしてください。

臭いの原因いくつ当てはまりましたか?

汗が臭う原因、いくつか当てはまりましたか。
2つ以上当てはまるなら、今日からでも改善に向けてケアを見直しましょう。

    汗が臭う原因例
  • 普段から汗をかかない
  • 運動不足
  • 食生活が肉、魚、卵、乳製品中心
  • 入浴は熱いお湯で念入りに体を洗う
  • デオドラントをしっかり流さない

今日からできる臭い対策

生活習慣で臭いケアを試してみた、問題ないのにまだ臭う…。
そんな方には別の方法をご紹介します。

1つ目は新しい臭いケアのアイテムを試してみること。
もう1つが汗の臭いが染みついた服のケアです。

汗対策を万全にしたい人はコレ

制汗対策はどの市販品を使ってもダメだった…。
という方は通販限定商品にも目を向けてみて下さい。
あなたの肌と相性ピッタリの物が見つかるかもしれません。

私はロールオン→スプレー→スティック→クリームと試してきて、ようやくクリームに落ち着きました。
個人的に、
ロールオン→汗で流れてすぐ臭う、ベタつく
スプレー→カサカサに乾燥して臭う
スティック→消臭効果高め!だけどお風呂でも落ちにくくて不潔
クリーム→消臭効果は肌に馴染んでいい感じ、お風呂でも落としやすい

こんな感じで今はクリームに落ち着いてます。
肌にしっくりなじんでちょうど保湿もしてくれるので、乾燥や湿って臭うことはなくなったかも。

サラフィネ

ひと塗りで長時間消臭!殺菌と制汗のW消臭で汗の臭いや汗染みもしっかりガードします。子供から年配の人、敏感肌まで使える優しいクリームです。
初回は500円(税込)で購入できますが、3回の継続購入が必要です。ご購入時はしっかり説明を読んでくださいね。

服に染み付いた臭いケア

洗濯物

脇の汗染みや臭いのしみついた服を着てしまうと、無臭の汗をかいても服の臭いが蘇ることがあります。

服に染み付いた菌とエサが原因なので、対処すれば無臭に近づける事ができます。
洗濯しても汗の臭いや汗染みが消えない、という場合は一工夫してみましょう。

※服の繊維や状態がダメになる可能性があります。
 汗染みや臭いがひどくてもう捨てるしかない…という服でお試ししてから他の服も試してみてください。
 お試しする時はあくまで自己責任でお願いします。

お湯で消毒

洗面器か湯ぶねに、お湯(40~50度まで)と汗の臭いが消えない服を入れましょう。
10分近く熱いお湯につけて、しばらく消毒します。
汗の臭いがついたばかりなら、この方法である程度消毒可能でしょう。

※熱に弱い衣類もあるので、行う場合は自己責任で!

お湯消毒+酸素系漂白剤

お湯で消毒+塩素系漂白剤を使うと汗染みを消すことができます。
なまがわきのにおい、汗の黄ばみ、黒ずみくらいなら液体の酸素系漂白剤でキレイになります。

洗面器にお風呂で出る熱いお湯(50度まで)と、酸素系漂白剤を使用量通りに注ぎます。
衣類を入れて30~1時間放置したら、洗面器に漬けてた衣類と液体ごと洗濯機で洗濯します。

※熱に弱い衣類や漂白で色落ちする衣類もあるので、行う場合は自己責任で!
 柄物や色付きはやめましょう。
 塩素系漂白剤と酸素系漂白剤は間違えやすいので、しっかり確認してください!

臭いを予防するポイント

そもそも臭いを発生させないため工夫も必要です。
洗濯の仕方をちょっと気を付けるだけなので、今日からでも始められます。

洗濯洗剤に気を配る

洗濯する時は、菌の発生を抑えて抗菌効果のある洗剤と柔軟剤を使いましょう。
汗を感じたら香りを発生させる柔軟剤もおススメ。

干すときの注意点

洗濯機が止まったらすぐに干しましょう。
時間を置くと生乾きの臭いや菌が発生しやすくなります。
備え付けの乾燥機があれば、晴れの日以外は使いましょう。
※できれば晴れの日も使った方がいいです!

洗濯機はこまめにお掃除

洗濯機の中は湿気がおきやすく、菌やカビがたまりやすい場所です。
洗濯層表面はキレイに見えても、裏側は見えない場所なのでこまめに掃除しましょう。
専用の液体や固形の石鹸で除菌できるので、ドラッグストアやスーパーで探してみてください。

臭わせない汗対策のまとめ

汗の臭いや汗染みを抑える、予防するのは今までの生活にガラッと変える必要もあるでしょう。
面倒、大変ではありますが、ちょっと工夫したり意識するだけで気になる臭いは軽減できるはずです。

一気にすべて行わず、できる事から1つずつ始めてみましょう。

    臭わせない汗対策まとめ
  • 食事の改善
    ┗野菜中心の生活にする
    ┗栄養を偏らせない
  • 汗をかく習慣をつける
    ┗一日中冷房の中にいることを避ける
  • 正しい入浴、NGな入浴を知る
    ┗熱いお湯を避けて長湯をしない
    ┗タオルより手洗い
    ┗ボディーソープより石けんを使う
    ┗ゴシゴシ洗わない、拭かない
  • 汗対策のアイテム
    ┗自分の体にあうアイテムを見つける
    ┗体に残りやすい、落ちにくいものは避ける
  • 汗の染みついた衣服は消毒する
    ┗消毒で臭いや染みはある程度ケアできる
    ┗製品の素材によってはできないものもある
    ┗やる時は自己責任で
  • 汗がつかないよう予防する
    ┗選択が終わったらすぐ干す
    ┗なるべく乾燥機を使う
    ┗洗濯機はこまめに清掃する

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